BMWに乗りiPhoneを活用するセネガル中間層

セネガルは一人当たりGDPが約1,000ドルとアフリカの中では平均に近い水準ですが、その首都であるダカールの中間層の生活の一端を紹介します。

ダカール中心部にある市場から100メートルと離れていないところに、BMWのディーラーがあります。街中を見てみれば、BMWは比較的頻繁に目にしますし、ポルシェのSUV(多目的スポーツ車)であるカイエンを目にすることも珍しくありません(ちなみにBMWはBMW Senegalとしてホームページを開設しています)。

また私が参加していたMBA(経営学修士)の同級生は、セネガル大手企業の部長クラスが多いのですが、ほぼ全員がスマートフォンを持っています。iPhoneはセネガルで買えば800ドル(約6万6,000円)程度かかるのですが、それでも同級生の半数は所有していました。ちなみに残りの半数のうち、BlackBerryを持っていたのが全体の1/4、残りの1/4はノキアやHTCのスマートフォンでした。また、昨年の9月にはセネガル人の教授を皮切りに、複数の同級生がiPadに手を出し始めました。

同級生の子供たちは携帯電話はもちろん、パソコンを使いこなします。特にFacebookはお気に入りで、両親が家でパソコンを使いたくても子供たちがFacebookで占有してしまうため、誕生日プレゼントにノートPCを買い与えるほどです。(もちろん、これを使って子供たちは宿題もこなします。)

中間層以上をターゲットとしているのは車、家電に限りません。日用品・食料品に関しては、フランス系のスーパーマーケットCasinoがダカールにはあります。店舗数はまだ5店舗程度ですが、私がセネガルに渡る直前に一店舗、セネガル滞在中にもう一店舗が新たにオープンしており、確実に「儲かっている」ということがわかります。

そこで販売されている商品は輸入品が多く、それらの価格は日本とあまり変わりません。上述の生鮮市場では肉・魚はさばかれたものをビニール袋にバサッと入れられるわけですが、ここに来れば、パックされたものが販売されています(輸入品の価格は日本並と書きましたが、フランスから輸入されるワインについては、日本よりも圧倒的に安いです。もっとも高いものでせいぜい3,000円。いつもお気に入りで飲んでいたのは1,000-1,500円程度のものです)。

そして、そのような中間層・富裕層をターゲットにした店舗が集まったショッピングモールもダカールにはできています。上述のスーパーマーケットCasinoはもちろん、iPhone、BlackBerryを売る携帯ショップ、フードコート、レストランなどがそろったキレイなショッピングモールです。ここに週末、ピカピカの車が列をなして入っていきます。

Sea Plaza
(ショッピングモールの内部の様子です。)

もちろん、セネガル人がすべからくこういう中間層・富裕層というわけではありません。大多数はスマートフォンなどは手が届きませんし、スーパーマーケットに来るのはごく一部です。しかし一方で、Casinoが店舗数を拡大し、BMWが販売店を設ける程度には、新しい物好きで、高くてもきれいな製品を好む層が確実に存在しています。そしてそこに目をつけた外資系企業がアフリカでは着実に拡大をしています。

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