アフリカのモバイルバンキングサービス、いったいいくつあるのか?

 

GSMA(Group Special Mobile Association) では、ビルゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)のグラントを得て、世界のモバイルマネー、モバイルバンキングサービスについての調査を行っています。その結果である、世界各国におけるモバイルバンキングサービスローンチ状況のアップデートは、こちらのサイト、GSMA Mobile Money Deployment Trackerでチェックすることができます。

モバイルバンキングサービスといえば、ケニア、SafaricomのM-PESAが著名ですが、Risign Africaを購読されている方ならご存知のとおり、ケニア意外のアフリカ各国においても近年、次から次へとサービス導入が続いています。

果たしてアフリカのモバイルバンキングサービス、いくつくらいあるのでしょうか。上記のGSMA調査結果を表にしてみました。

(クリックで拡大。2011.6時点、ローンチ年順)

 

 

アフリカ大陸全体で54サービス、サブサハラに限定すると52サービスとなります。

やはり、2007年にローンチされるや否や14ヵ月後には270万ユーザを獲得したとされる、ケニア、SafaricomのM-PESAの成功は、周辺アフリカ諸国に大きな影響を与えたように思います(SafaricomのM-PESAは上表の3番目)。

年別にローンチサービス数を見てみると、M-PESAから遅れること3年経った2010年、この年に24サービスが開始されています。

そもそも、世界のモバイルバンキングサービスの大半がアフリカのものです。119中54サービスと、アフリカが占める割合は45%になります。

Unbankedと呼ばれる、フォーマルな銀行サービスを受けられない人が多かったことが逆に活きて、アフリカで、世界のサービスを先導するイノベーションが生まれたところがモバイルバンキングサービスの面白いところです。また、金融をはじめとする政府の規制が不十分であったからこそ普及できた面もあり、アフリカのモバイルバンキングサービスは、既存サービスの狭間の、人々のニーズをつかむ新しいサービスが生みだされやすい環境の一事例ともなっています。

 

注)上記グラフの元データであるGSMAの調査は、概要をつかむには利便性が高いのですが、網羅性と精度に欠ける点があることを把握しています。あしからずご了承ください。当該調査における「モバイルマネーサービス」の定義についてもGSMA調査をご確認ください。

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